おうちで楽しむ知育遊びのレシピをお届けしています
今日は位置を考える
知育遊びです
【おうち育Lesson6】は、位置関係の理解がテーマです。
「位置関係の理解」は、お受験用のペーパー学習や幼児向けドリルにも必ずといいくらいに出てくるので、「ああ。あれね」と思う方が多いかもしれまん。
今日のLessonでは、ペットボトルのキャップを使って、位置関係を考える知育遊びをしていきます。
台紙は、こちらの記事から無料でダウンロードしてご利用ください。
ペットボトルキャップで手作り知育玩具 位置関係を考える知育遊び
今日の遊びは、要点さえ分かればアレンジ自由自在。
手持ちの絵カード
トランプ
手描きのマス目とシール
なんでも応用できてしまいます。
ちょっとした空き時間に楽しく遊ぶネタになるので、覚えておいて損はありません。
遊びのステップアップも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
【おうち育Lesson6】知育遊びを始める前に
この記事は、当ブログ「Ouchi Edu」の素材を使って、架空のキャラクター「新(あたらし)ファミリー」がおうち育®を実践するというストーリーです。
【おうち育Lesson】に登場するのは、こちらの「新(あたらし)ファミリー」
学パパ、笑子ママ、5歳の風子ちゃん、2歳の賢太くんの4人家族です。
今日は、風子も賢太も
一緒に遊ぶよ
ぼくもやる~
前回のあらすじ
前回の【おうち育Lesson5】では、ダンボールを活用した「図形ドミノカード」を作ってゲームをしました。
賢太くんの機嫌が悪くなるシーンもありましたが、親子でペアを組むことで解決。
パパもママも、姉弟にそれぞれ違ったサポートをするコツが分かってきたようです。
自分で考えてもらうためには
「待つ」のが大事というのも
実感できたし
知育遊びの準備
今日の知育遊びは、「位置関係の理解」がテーマです。
使用する台紙は、こちらからダウンロードできますのでご利用ください。
今回の準備は、プリントアウトして
ペットボトルのキャップを集めただけやから
めちゃくちゃ簡単でした
【おうち育Lesson6】知育遊びの楽しみ方
さて、はじめは
賢太くんからはじめますよ
知育遊び① 上にのせる
賢太
パズルで遊ぼう
この上に、同じ色をのせてみて
できたよ~
いちばんシンプルな遊び方。
とにかく上にのせるだけなので、色の見分けができるようになればトライできます。
ただ、「面白み」を感じないと見向きもしなかったり、何個か並べてすぐに飽きてしまうことも。
そんな時は「一緒に遊ぼう」という寄り添いが大切です。
興味が持てないようなら無理に進めず、しばらくしてからまた誘ってみてください。
知育遊び② 見ながら並べる
じゃあ賢太
今度は、同じ位置に並べていくよ
はじめは、ママから
よ~く見ててね
上にのせる→見ながら並べる
このふたつの遊び方は、まったく違います。
「同じ位置に並べて」と言われただけじゃ、2~3歳だとそもそも何のことか意味がよく分からないと思います。
こんなとき「同じ位置っていうのはね…」と説明したくなりますが、それはおススメしません。
この遊びに限ったことではありませんが、「説明しよう」とすればするほど、小さい子どもはチンプンカンプン。「口頭で説明されたことを、頭で理解する」のは、とても難しいことだからです。
「説明」ではなく、手本を見せて真似てもらう
下手に説明するより、この方が子どもは理解しやすいです。
できた!
賢太
できたよ~!
かなりヒントは出したけどね(笑)
次は、風子ちゃんと
遊んでみましょう
知育遊び③ パターンカードを小さくする
風子
このシールと同じ位置に
キャップを並べて遊ぼう
やってることは、さっきと同じに見えますが、②の遊びよりかなり難しくなりました。
大きさが変わるだけで、難易度はすごく変わります。
もし、戸惑っているようなら、はじめにあなたがひとつ置いてみてください。
その後「この下に、置いてみて」
と、声掛けしてあげると「どこを見て、どこから取り組めばいいか」ヒントになります。
それでも難しいようなら、焦らない。
もう一度、②の方法で遊んでみてください。
やった!できたよ
知育遊び④ 左右対称に並べる
さらに難易度アップです
じゃあ 今度はチャレンジ問題!
チャレンジする人
手をあげて~
チャレンジしてみる!
こうやって置いてみて
笑子ママが、ひとつ置いてみたことで、つまり「手本を見せた」ことで、風子ちゃんは「左右対称」という言葉は知らないけど、何をすればいいか理解しました。
ちょっと難しかったけど
ママと一緒にやったら
できたよ
風子
がんばったね!
「説明して、教えないと」
知育遊びをするときに、力む必要はありません。
遊んでるうちに、子どもが自然に学びとっていくのを見守る
これくらいのスタンスが、ちょうどいいように思います。
知育遊び⑤ タイムを測る
最後に紹介するのは
たま~になら
おススメしたい遊び方です
それは、タイムを測るという方法。
「よ~いどん」でパターン通りにキャップを並べ、タイムを測ります。
「早く早く」と急き立てるのは好きじゃないんですが、時々なら、遊びのいいアクセントになると思います。
「タイム」を測る目的は、「前と比べて早くなった!」と子ども自身に実感してもらうこと。
比べるときは、「誰かと比べて」じゃなく「前と比べて」です。
私たち大人も「前より、上手くなった」と実感するとモチベーションが上がります。
「タイム」を上手く利用して、「次はもっとこうしてみよう」と、集中したり、工夫したりする原動力にしてみてください。
【おうち育Lesson6】知育遊びの後で
トランプやウノでも遊べます
この遊びは自由にアレンジしやすいので、おうちにあるものをいろいろ活用してみてください。
家にある
ウノで遊んでみたよ
トランプも使えます
賢太くんには
2×2の4枚くらいで十分
知育遊びとドリルとの違い
この遊びの少し後、
同じような問題がドリルに出てきたんだけど、スッとできてびっくり!
風子 前はこれ、苦手だったのに!
幼児の学習は、必ず具体→抽象です。
モノを使って、手を動かしながら学ぶ知育遊びは、具体。
紙と鉛筆を使って、頭で考えるペーパー学習は、抽象。
プリントで理解させようとせず、
「生活体験や知育遊びで学んだことを、プリントでアウトプットする」
と考えてみてください。
分からないところが出て来たら、具体に戻る、というのも大切です。
市販のドリルなどプリント教材は、年齢に合わせて「学んでほしいこと」がバランスよくまとめられているので、学習課題を把握するには便利です。
使い方を工夫して、上手に活用すればいいと思います。
ドリルの使い方に納得!
今回、遊びながら自分のものにできたから
ドリルでも解けたんやね
笑子ママ
これからは
ドリルの使い方工夫してみてね
【おうち育Lesson7】次回予告
次回の【おうち育Lesson7】は、ごっこ遊びです。
「え~それも知育遊び?」
と思うかもしれませんが、ごっこ遊びほど創造的な遊びはない、と私は思ってます。
お付き合いするのは、少々エネルギーはいりますが。
使うのは、上の記事で紹介しているピザ台紙です。
どうかお楽しみに。
まとめ
今日は、同じものを使って、子どもに合わせて遊び方を変える具体的な方法を5つお伝えしました。
①~⑤まで、かなり難易度が違いますので、2~3年くらいかかって少しずつステップアップしていく内容です。
少しでも早くステップアップして、難しい遊びをさせるのがいいわけではありません。
子どものペースに合わせるのが大切やんね
かなり分かってきた!
そうなんです
子どものペースを見極めてあげてください
それから、もうひとつ。
知育遊びを、毎日毎日、朝から晩まで、やろうと思わないでください。
大人も子どもも疲れます。
子どもは、もう嫌気がさしてしまって、楽しさも意欲もどこかに行ってしまうでしょう。
大人も、子どものその態度にイライラしてしまいます。
ほどほどでちょうどいい。
「知育遊びでもする~?」
そんな感じで、気楽に取り入れてもらえたらうれしいです。