
おうちで楽しむ 知育遊びのレシピをお届けしています

今日は
型はめパズルで遊びます
この記事では、「型はめパズル」を使った知育遊びを紹介します。
「型はめパズル」は、とてもポピュラーな知育玩具なので、「うちにもあるよ」という方、多いかもしれません。
「型はめパズル」は、それだけ幼児の発達にピッタリの知育玩具なんですね。
でも、ただ「型にはめるだけ」と思うなかれ。
この「型」が、実はとても重要な意味を持つことをご存じでしょうか?
今日の【Lesson4】では、「型」の役割、そして「型」を卒業した遊びのステップアップの方法について、お話していきます。
使うのは、ダンボール。
そして、「型はめパズルの台紙」です。


台紙のダウンロードは
「はじめてのパズルにおススメ!1歳からの知育あそびに型はめパズルを手作りしよう」からどうぞ。
さて、どんな遊びが始まるんでしょうか?
さっそく一緒に見ていきましょう
この記事は、当ブログ「Ouchi Edu」の素材を使って、架空のキャラクター「新(あたらし)ファミリー」がおうち育®を実践するというストーリーです。
テーマ 型はめパズルで遊ぼう
用意するもの
ダンボール
型はめパズルの台紙
このレッスンで学べること
「型はめパズル」の遊び方
ダンボールの活用法
子どものペースに合わせたステップアップの具体例
と、その前に…
読者の方が、おうちで実際に作ってくださったところを、Instagramにアップしてくださいました!
まず、こちらをご紹介しますね。
【おうち育Lesson4】知育遊びを始める前に
この記事には、新(あたらし)ファミリーという架空のキャラクターが登場します。


今日は
パズルが大好きな
僕が主役だよ
前回のあらすじ
前回は、おうち育®に半信半疑だった笑子ママが、レッスンを通して「おうちで学べること、実は多いかも…」と気付きはじめるというお話でした。
【おうち育Lesson3】はこちらをご覧ください。
知育遊びの準備

今日の知育遊びのテーマは
「同じ形」を理解すること
使うのは、この台紙ですよ
今日のLessonでは、「型はめパズル」の台紙を使います。
カラーとモノクロがあるので、必要に応じてプリントアウトしてご利用ください。

アドバイス通り
賢太には
モノクロを2枚
プリントしておいたよ
賢太くんは、パズルが好きで、普段から形に触れる機会が多い子ども。
だから「色」をヒントにしないで、「形」だけで見分けてもらうために「モノクロ」を使うことにしました。
「同じ形」を見つけるときに、色をヒントにした方がいい場合は、「カラー」を使ってみてください。
2枚プリントしたのは、それぞれ違う遊びに使うためです。
- 「型」を使う遊び
- 「型」は使わない遊び
さてさて、遊びにおいて、「型」にはどんな役割があるんでしょう?

今から
お話していきますね
「型」の役割は「ピタリ感」で納得すること
そもそも「型はめパズル」の遊びの意図は、「同じ形を見つけること」です。
つまり、「合同図形」を理解すること。

それって
そんなに難しいこと?
そう思いますよね。
でも、「同じ形を見つける」って、意外と奥が深いです。
例えば、これはすぐに分かるけど、

こっちはどうですか???

角度や辺の長さを、よく観察しないといけません。
「観察する」…つまり「見る」だけで、同じ形だと分かるようになる前に、実はとても大切なステップがあります。
それが、「感じる」です。
型にピタリとはまる、あの感じ。
手に伝わる確かな感覚。
この「ピタリ感」が、子どもにとって「同じ形を見つけた!」という納得感になっていきます。
「ピタリ感」は、大人の私たちにも分かりますよね。
今日は、「ピタリ感」を感じるために、「型はめパズル」を作っていきましょう。
ダンボールで作る「型はめパズル」は長く使おうと思わなくていい

え~っと…
「ピタリ感」が大切なのは分かったけど、
ダンボールでそこまでの精巧なクオリティって難しくない?
僕、工作はがんばるけどさ…
学パパの言う通り、ダンボールをカットして作ると、「ピタリ感」を追求するのは難しいです。
ズレがあると、子どもがイラッとする場面もあるでしょう。
でも、そういうシーンに遭遇すると「ああ、ピタリ感が大切なんだな」とあなたは実感できるはず。
ちょっと、逆説的ですが(笑)
実際に作ることで、 「型」の役割と「型」を卒業するタイミングが腑に落ちます。
さらに、ステップアップの方法についても学んでいきましょう。

おうちに「型はめパズル」をお持ちの方は
それを活用してもOKですよ
おうちのおもちゃの
遊びのバリエーションを増やしてください
【おうち育Lesson4】知育遊びの楽しみ方
学パパの力作!
ダンボールで作った「型はめパズル」はこちらです。


パパ、ありがと~!

思ったよりも簡単!
のりがしっかり乾いてから
カットするのがコツやで
知育遊び①はめ込んで遊ぼう

賢太
パパが作ってパズル、
一緒にやってみよう~

ピタリとはまる
同じ形を探してね

わーい!
もうできちゃった
賢太くん
すぐにはめ込むことができたようです。
「ピタリ感」を十分味わって「同じ形」を理解することができたら、次の遊びへステップアップしていきましょう。
知育遊び②上にのせて遊ぼう


今度は、プリントアウトした
2枚目の台紙を使います

じゃあ賢太
「同じ形」を探して
上にのせていこう
さっき切り抜いたそれぞれの図形ピースを、切り抜いていない台紙にのせていきます。
「型」を使わないので、「ピタリ感」は味わえません。
手に使わる納得感がなくても、「同じの見~つけた」と楽しめていますか?
もしYESなら、「同じ形を見つける」遊びで、「型」の役割は終わりです。
形を見るだけで「同じ形だ」と判断することができるからです。
もし、しっくりきていないようなら、もう少し「ピタリ感」を満喫させてあげましょう。
知育遊び③形を作って遊ぼう


次のステップは
さっきの図形ピースを
半分にカットしてください

わあ
さらにパズルっぽくなってきた!

やってみるね~
次は、図形ピースをカットして、形を組み合わせて枠の中にはめ込んで遊びます。
知育遊びでは、おなじみの形作りですが、ここでも「型」がポイント。
いい仕事をしてくれます。
「型」がなければ、このように、ズレたりはみ出たりしてしまうこともありますが…

「型」を使うと…

ズレることなく、形を作ることができました。

できた!!!
このように「型」はとっても大切なんですが、役割はさっきの遊びと同じです。

もしかして、
すっかりできるようになったら、
「型」の役割はおしまいってこと?
その通り!
「ピタリ感」がなくても、もう大丈夫。
自分の力で、形を組み合わせることができるようになってますよ。

自転車の補助輪?
そんな感じです
【おうち育Lesson4】知育遊びの後で

ねえねえ できたよ!
見て~
賢太くん
もうすっかり、2つにカットした「型はめパズル」を、「型」を使わずに作れるようになってきました。
しかも、あっという間に…

作った甲斐があった!
同じ素材を使うと、遊び方のステップアップの様子が分かりやすいので、学びのプロセスが実感できます。
ちょっと手間はかかりますが、 試してもらえたらうれしいです。
次回【おうち育Lesson5】の予告
次回の【おうち育Lesson5】は、「図形ドミノで遊ぼう」です。
ドミノカードは、こちらから無料でダウンロードできます。
賢太くんと風子ちゃん、そしてパパ、ママの4人で、ゲームをして遊びますよ。
さて、どんなお話しになるんでしょうか?
次回もお楽しみに…
まとめ

「ピタリ感」を味わおう
ダンボールの「型」を使いこなそう
子どものペースを見極めよう
今回のお話は、
パズルの「型」にはとっても大切なお仕事がある!
についてでした。
パズルの「型」ってすごく使える!
これって、10年以上にわたる知育教室でのレッスンで痛感しています。
教材用にオリジナルで作成することもしばしばです。
もちろん、ただ「型」さえあればいいというわけじゃなくて、
- どんな「型」が必要か考えて作る
- 役目を終えるタイミングを見極めながら使う
子どもに合わせて工夫するのが重要です。
「子どもに合わせる」って、言うのは簡単だけど実践するのは簡単じゃありません。
特に、「みんなで同じことをしよう」という雰囲気の中では、すごく難しいです。
これは、考えてみれば当たり前ですよね。
- 今、何が楽しいの?
- どんなサポートをしてあげたらいいの?
- どんなサポートはいらないの?
これを見極めることが知育遊びのポイントだから、子どもが自分の遊びを深めるには、本当は「おうち」がいちばんなんです。

だから、おうち育!
なんですね

笑子ママに伝わって
めちゃくちゃ嬉しい
おうちでの遊びのヒントになれば、うれしいです。