おうちで楽しむ知育遊びのレシピをお届けしています
新(あたらし)ファミリーは、学パパ、笑子ママ、5歳の風子、そして2歳の賢太、の4人家族です。
ある日、2歳の賢太と幼児教室の体験レッスンに行ってみた笑子ママ。
好奇心に任せて歩き回ってしまう賢太のことが、なんだか心配になってしまいました。
早生まれだから
小学校に入って困らないようにしてあげたい
でも、賢太のペースで
楽しく学べる方がいいなあ。
こうして新(あたらし)ファミリーは、おうちで知育遊びをはじめることになったのです。
この記事は、当ブログ「Ouchi Edu」の素材を使って、架空のキャラクター「新(あたらし)ファミリー」がおうち育®を実践するというストーリーです。
前回のお話し【おうち育Lesson】エピローグは、詳しくはこちらをご覧ください。
「知育遊びには工夫が大切」
それを分かりやすくお伝えするめに、今日はペットボトルのキャップを使います。
世の中には、素晴らしい教具やおもちゃがたくさんあることは、よくよく承知の上ですが、「あえて」のペットボトルキャップ!
ペットボトルキャップのポテンシャルを、
存分にお楽しみください
今日のテーマは、「3までの数」
こちらの「アイスクリーム台紙」も使います。
いったい、どんな遊びが始まるんでしょうか?
【おうち育Lesson 1】、早速、一緒に見ていきましょう。
【おうち育Lesson1】知育遊びを始める前に
まず「新(あたらし)ファミリー」と、私が出会わなくては(笑)
お話しは、そこからスタートです。
新(あたらし)ファミリー についても、紹介しておきましょう!
はじめましてのご挨拶
はじめまして
Ouchi Eduの管理人
Kayoです。
こんにちは
新 笑子です
(あたらし えみこ)
よろしくお願いします!
Lesson1では
「ソフトクリームの台紙」
を使うって聞いたから、
プリントアウトしておいたよ
ありがとうございます
ペットボトルのキャップもありますか?
はい!
用意してます
良かった!
遊び方を紹介する前に
まず
お願いが3つあるんです
おうち育3つのルール
おうち育®は、 未就学児と親子で楽しむ知育遊び。
幼児教室で10年以上働いている私が、これまでに得た知識や経験をもとに紹介する、おうちで使える学習アクティビティのレシピです。
「うちでもやってみよう~」と思ってくださった方。
ありがとうございます!
おうちで取り入れていただくとき、ぜひお願いしたいルールが3つあります。
その3つとは、以下の通り。
ひとつずつ、見ていきますね。
1 楽しむ
おうちで楽しむ知育遊びなので、「遊び」です。あくまでも、あそび!
とにかく楽しんでほしいです。
2 やりすぎない
やりすぎというか、「やらせすぎ」ないでほしいです。
時間を決めてやる、とかも、やめてほしいなぁ。
無理にやらせたり、やたら成果を追いかけたりすると、「1 楽しむ」ができなくなりますから。
ただ「じゃあどのくらいの時間やると、やりすぎ?」
それも、マニュアルはありません。
15分でもやりすぎになることもあるし、30分なんてあっという間!ということもある。
見極める目を持ってください。
3 工夫する
これ、私がすごく大切に思っていること。
「2 やりすぎない」とも共通するんですけど、要するにおうちでカスタマイズするのが大切ってことです。
ご紹介するのは「レシピ」なので、お好みに合わせておうちでアレンジしてもらえたら…と思います。
「どんなことを学んでるのかな」
その視点を持ちつつ
おうちで工夫してみてくださいね
難しいことさせたくなる?
お待たせしました。
それじゃあ、今日のLessonを始めましょう。
ペットボトルのキャップと、学パパがプリントしておいてくれた、この台紙を使いますね。
台紙のダウンロードは、こちらから。
詳しくは、記事をご覧ください。
遊び方はとっても簡単!
この丸い枠の上に
キャップを置いていくだけです
笑子ママ、失礼だと思って口には出しませんでしたが、心の中ではがっかり。
はあ?
上にのせるって、どゆこと?
たった、それだけ?
キャップをのせるだけなんて…あほらし。
だいたい、うちの賢太、もう10まで数えることできるんやけど!
もう少し、難しいこと教えてくれると、期待してたのに~
すると、笑子ママの心の声が伝わったのか、すかさず学パパがこういいました。
この台紙は「3」までしかないん?
うちの賢太、
「10」までは言えるけど
そうそう!
最近は
エレベーターの数字も
読めるんですよ!
笑子ママは、「ナイスや、パパ!」とうなずきながら、賢太くんがもう数字も読めるようになってきたことをアピールしました。
数字に興味が出てきたんですね!
でも、この遊びの目的は、
「数字を読めるようにすること」
じゃなくてよ
「数量」を感じてもらうことなんですよ
数量???
そう
「アイスクリームは何個?」
ってことです
幼児の学びは分かりにくい?
実は、子どもが「10まで数えられる」ことと「10までの数が理解できる」ことは、同じじゃありません。
これ、すごく大切なことだと思うんですけど、あまり知られてないんじゃないでしょうか?
「数唱」と「何個」という数量の理解は別のこと。
これは、おうちで知育遊びをする時に、ぜひ知っておいてほしいポイントです。
こちらの記事がとても参考になるので、ぜひ読んでみてください。
幼児が学ぶ内容は、大人には当たり前なことばかり。
「え?それ、分からないの?」と驚いたり、「ふざけて間違えてる?」とイライラすることもあります。
「大人にとっては当たり前だけど、子どもはそこが難しい」
幼児の学習をおうちで進めるとき、最大のネックになるのがこれ!
私はそう実感してます。
さっきの笑子ママが、まさにそうですよね。
たったそれだけ?
もっと難しいことを
教えてもらいたいのに…
「今、学ぶべきこと」がよく分からないと、「もっと先、もっともっと先」ばかりに目が向いてしまいます。
だから、子どもができない場面を見ると、イライラしたり、叱ったりしてしまう。
だから、ついこんなことを言っちゃうのでは?
こんな簡単なこと、
なんで分からないの?
って…
え?
身に覚えあるわ
お姉ちゃんの風子が
幼児ドリルするとき
つい…
、
「できることを繰り返しながら、少しずつできることが増えていく」
「できる!」「分かる!」から、楽しく学べます。
学習を見守る大人の役割は、「そのための工夫を考えること」 じゃないでしょうか。
ペットボトルのキャップでも
いろいろ工夫できますよ
「こんな考え方もあるのか~」と、思っていただけたらうれしいです。
【おうち育Lesson1】 知育遊びの楽しみ方
ではさっそく、子どもたちと一緒に知育遊びをはじめることにしましょう。
「キャップを上にのせろ」
と言われた新(あたらし)夫婦は、いったいどうするんでしょうか?
楽しむためには?
賢太~
ちょっと来て~
なあに?
ここにキャップがあるから
この台紙の上に
「1」から「3」のキャップを並べてみよっか!
やだ!
だって
今、車で遊んでるもん
うそっ!
いきなり上手くいかないんですけど…
ただポンと与えて
やらせようとしても
上手くいかないこと多いですよ
賢太くんは
どうしたら興味持ってくれそうですか?
あ、賢太は車が好きやから
車で運んでもらうことにしたら
いいかも!
それ、いいやん!
賢太~
車で一緒に遊ぼう~
やった~
遊びたい
好きなことと組み合わせると
ノッてくることがありますよ!
できないとき、分からないときは?
ママ アイス食べたいんだけど
ここあるキャップアイスを
車で配達してくれる?
いいよ~
ぶぶぶ~
ありがとう!
じゃあ、パパのために
アイス運んでくれる?
このアイスは何個あるかなぁ
賢太くんは、1個と2個は答えられましたが、パパが「3個」のアイスを指さすと、「1~、2~、3~」と数えたものの何個あったか答えることができませんでした。
え?なんで?
こんなとき、いったいどうしたらいいんでしょう?
数えられるからといって、何個あるか答えられるとは限らない。
さっきも言いましたが、大人には「これ」がピンときません。
でも、幼児は「これ」を学習中だとあらかじめ知っていれば、この後の声掛けを変えることができます。
3個のキャップを一緒に数えながら並べ、「3個だね~」と言葉をかける
賢太くんの場合、2個までは答えることができたけど、3個はまだ答えられなかった。
つまり、「3まで」がおうちで知育遊びをするときの目安です。
まず「3」までの数で
たくさん遊んでみましょう
なるほど!
3個だよ~が
だんだんつながってくるんですね
そうそう!
でも、やりすぎには
注意してくださいね
考えても見てください。
できないことや、分からないことがあるって当然じゃないですか?
「がんばって教えなきゃ!」という気負いはいりません。
言葉をかけたら、あとは自分で学び取っていくのをじっくり待ちましょう。
【おうち育Lesson1】 知育遊びの後で
ペットボトルのキャップと「アイスクリームの台紙」を使って、「荷物運びごっこ」遊びをしてから1週間たったある日のこと。
賢太くんは、また車で遊んいます。
ぶぶ~
荷物のお届けですよ
3個持ってきましたよ
うあ~ホント!
荷物が3個だね
じゃあ、今度は
パパのところにみかんを3個
お届けしてくれる?
いいよ~
賢太くん。「何個ある?」という質問の意味が、いつのまにか分かるようになってきたみたい。
「お届けごっこ」が気に入ったので、家の中でいろんな「お届け」のお手伝いをしてくれるようになり、家族の人数である「4個」までは正確にお届けしてくれます。
「5」になると、まだ怪しいですが…
知育遊びって
お勉強を頑張る!ってイメージだったけど、ペットボトルのキャップでもできるんですね。
次回のLessonも楽しみにしてます!
次回のテーマは「5」までの数
どうかお楽しみに!
次回の【おうち育Lesson】予告
次回の【おうち育Lesson2】は「5」までの数がテーマです。
使うのは、またしてもペットボトルのキャップ。そして 「りんごの台紙」です。
「りんごの台紙」のダウンロードは、こちらの記事をどうぞ。
次回は、またまた困ったことが…
笑子ママ、お願いしていた3つのルールをついつい忘れてしまいます。
さて、どうなるんでしょうか?
続きは、こちらをご覧ください。
まとめ
「理論じゃなくて、遊び方を紹介したい」
そう思って、具体的な場面を想像しながら書きました。
世の中に出回っている知育情報は、「商品やサービス」をすすめるものがほとんどです。
ビジネスを考えると当然だけど、このブログでは、もっと「楽しみ方」にフォーカスした記事を書きたいな…。
そう考えて、あえて「ペットボトルのキャップ」を使いました。
ペットボトルキャップは
売り物にはならないので(笑)
「料理」に例えると、「栄養学とかおススメの食材」ではなく、「冷蔵庫にあるもので、今すぐおいしく作れるレシピ」。
ペットボトルキャップさえあればできるので、ぜひお試しくださいね!