![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法を解説します](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/a1237e2ce2584ca44bb31c322b7b53c2.jpg)
この記事では、デザインツールCanvaを使って、キッズ用の学習素材を作る方法を解説します。
キッズ向けのスクールを運営している方はもちろん、おうちで使う学習素材を作りたい方にも参考になる内容です。
「デザインツール?」と聞いて
- デザインなんてやったことない!
- ツールの使い方を覚えてるヒマはない!
- ランニングコスト、人件費をかけたくない!
と思った方もご安心ください。
Canvaは、無料でも十分使える上、ごく基本的なPC操作ができれば直感的に操作できます。
日本でのユーザーはどんどん増えているので、「まだ使ったことないよ〜」という方は、これを機会にぜひ試してみてください。
それでは、「Canvaを使って、キッズ向け学習素材を作る方法」
さっそく一緒に見ていきましょう!
Canvaについて
Canvaって?
どうしてスクール運営にCanvaがオススメなの?
という方は、こちらの記事を。
アカウントの作り方や基本的な操作方法は、この記事にも書いています。
Canvaは無料ではじめられます
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/07/01bc02406cef99c7983ac1c519caa7c5.png)
Canvaは、オーストラリア発のデザインツール。
デザインツールといえば「Illustrator」「Photoshop」が有名ですが、使い方が難しいイメージです。
Canvaなら、特別な知識がなくても気軽に、しかも無料で使うことができます。
PCで使う場合、ソフトウエアをダウンロードする必要はありません。
アカウントを登録したら、すぐに使うことができます。
アカウント登録は無料です。
メールアドレスで、GoogleまたはFacebookのアカウントとの連携で、5分もかからず登録できます。
よければこちらのボタンからどうぞ!
Canvaで作れるものを紹介します
Canvaで作れるものはいろいろあります。
というか、「作れるものがどんどん増えている」という印象。
ここでは、「キッズ向け」または「キッズスクール」で使えそうなテンプレートをご紹介していきます。
学習カード素材
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/888c78a214edb607f2fbc2a72b694d1b.png)
こちらは、カード用素材の無料テンプレートです。
あらかじめカードの体裁になっているので、目的に合わせて編集しやすい!
もちろん、このまま印刷して使うこともできますよ。
無料配布中
上のテンプレートを、「助数詞を学ぶ数カード」として編集してみました。
こちらからダウンロードしてご利用ください。
カード素材のテンプレートは、「フラッシュカード」で検索するとたくさん見つけることができます。
こちらのテンプレートを編集方法を、後から紹介します。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/275854984f970525c526d1ee4cfd7c86.png)
ワークシート
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/28b85a8cde8ffd9353c41d4b341bc172.png)
こちらは「数学ワークシート」のテンプレートです。
編集して使えそうなワークシートが、ほかにもいろいろありますよ。
サイコロなんて、工作素材としても使えそうですね!
テキストやレシピ
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/45dcff84f21a5dd61938e30446d10432.png)
イベントの資料や、お料理教室のレシピも、Canvaのテンプレートを使うと素敵に、しかも分かりやすく仕上がります。
詳しく説明しようとして文字ばかり並べてしまうと、分かりにくくなりがち。
特に、キッズ向けコンテンツだとなおさらです。
手持ちの画像を上手に活用して、テキストやレシピをまとめると、分かりやすくて魅力的な配布物を作ることができます。
時間割
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/d3035aa8181b6f3b1163d7f963fc489f.png)
時間割、スケジュール管理表も、可愛いテンプレートが揃ってます。
スクールのイメージカラーで作ったり、ロゴをあしらっても素敵ですね。
賞状
![Canva 使い方](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/07/390707a08084ee655a1f8159b60950b8-1.png)
意外とありがたいのが、「賞状」のテンプレート。
カリキュラムを修了したときや、ちょっとしたテストに合格した時に差し上げると、モチベーションアップになること請け合いです。
こういうのを、サクッと探せて、すぐに編集に取りかかれると、時間と手間の節約になります。
LINEのリッチメニュー
![Canva 使い方](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/07/d349af0d81ab8ded0856fb1628134ee4.png)
公式LINEのメニュー用のテンプレートがリリースされています。
公式LINEを活用している方には、とてもオススメ。
テンプレートを使うと、美しく、しかも分かりやすいメニューが、あっという間に設置できます。
学習カードの作り方
では、先ほど紹介した「フラッシュカードのテンプレート」を、「乗り物の英単語カード」に編集してみましょう。
方法は、大まかに5ステップです。
- 1テンプレートを選ぶ
- 2イラストを変える
- 3テキストを変える
- 4色を変える
- 5保存する
テンプレートを選ぶ
学習カードは、1から作ることもできますが、今回はテンプレートを編集します。
検索窓に「フラッシュカード」と入力して、目的に合いそうなテンプレートを選んでください。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/110c324c4858e38064bf41fc0ad07483.png)
今回は、先ほど紹介したこのテンプレートを使います。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/275854984f970525c526d1ee4cfd7c86.png)
イラストを変える
次に、テンプレートのイラストを、いくつか変更します。
「消防車」より、もう少しよく使う単語に…
![Ouchi Edu](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2020/05/Ouchi-Edu-1.png)
何がいいだろ?
「消防車」を「飛行機」に変更することにします。
「消防車」を削除し、代わりに「飛行機」のイラストを挿入します。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/0244684e4046932c0ffd0dcc6e0db5fd.jpg)
① 消したいイラストを選択
② ゴミ箱アイコンで削除
これで、「消防車」が消えました。
次に、飛行機のイラストを「グラフィック」から探します。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/c201262a6c3c2e5916e78e84cbd87b46.jpg)
① 左の「素材」を選択
② 検索窓に「飛行機」と入力
③ グラフィックでイラストを探す
王冠マークが付いているものは「有料」なので、無料プランの場合は「無料」のものから選んでください。
選択した「飛行機」のイラストは、大きさを調整してドラッグで「枠」の中に移動させます。
これで、「消防車」から「飛行機」にイラストをチェンジできます。
この手順で、「スクーター」「タグボート」のイラストも変更していくんですが、ここでポイント。
自動オススメ機能を活用しよう!
イラストの雰囲気がバラバラだと、見た目がチグハグな仕上がりになります。
「色合い」「タッチ」「抽象度」
これらを揃える必要があるんですが、その時に頼りになるのが「自動オススメ機能」です。
ひとつイラストを選択すると、
「これはどう?」とばかりに、
と似た感じのイラストを教えてくれます。
![Ouchi Edu](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2020/05/Ouchi-Edu-1.png)
これが
めちゃくちゃありがたい!
同じイラストレーターさんが描いたの?
というイラストが表示されるので、似た雰囲気のものを選ぶことができます。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/4944e20073c8470b288bf6bb585691ab.jpg)
① 飛行機の無料イラストを選択
② オススメ素材から、他のイラストを選ぶ
「自動おすすめ機能」は、ノンデザイナーにはすごく頼れる機能。
イラストの雰囲気を揃える、といっても、私たちノンデザイナーにとっては、そこが難しいところなので、「自動おすすめ機能」を上手く活用していきましょう。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/25d60398a9fd54629e9ecf017f866d86.png)
さて、「自動オススメ機能」をフルに活用して、イラスト編集ができ上りました。
テキストを変える
次に、テキストを「英語表記」に変更していきます。
まずは、イラストと同じようにテキストボックスの文字列を削除。
新しいテキストボックスを挿入します
テキストの挿入方法を2種類紹介します。
- A 左側の「T」をクリックして、テキストメニューを表示させ、適当なものを選ぶ
- B キーボードの”T”を押して、「段落テキスト」を挿入する
どちらでも使いやすい方でOK。
私は、大きめのテキストを使うことが多いので、A テキストメニューから「見出しを追加」を使っています。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/18dc1afbe9d7e3d35573761934f90021.jpg)
A 左のTテキストを選択しメニューから選択
B キーボードの”T”を押すと、段落テキストが挿入される
挿入したテキストボックスに、「airplane」と文字を入力します。
ドラックで文字サイズを調整したら、下のように「枠の中」に配置。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/6e6714834d1d766b55e74a92a645a76a.png)
テキストのサイズは後で揃えるので、とりあえず「枠」の中に収まればOKです。
色、フォント、サイズを変更
テキストのサイズを揃え、フォント、色を変更します。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/799a4023efc39d5a53132d9abc7cf6ca.jpg)
① フォントを変更
② サイズを変更
③ 色を変更
上の画像の通り、テキストボックスを編集していきます。
使うフォントによって幅が若干変わるので、まずフォントを選んでください。
適切なテキストサイズの数値を確認したら、全て同じサイズに揃えましょう。
テキストボックスの文字を全て編集したら、できあがりです。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/dd6a1afcfb461b744685a8aae24006f6.png)
もし、枠の色やイラストの色を変更したい場合は、カラーアイコンをクリックして編集してください。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/b8768e15c4de760a2a8a96ff7895bbf7.png)
枠やイラストの色を変更したいときは、カラーアイコンをクリックすると、選択肢が開きます。
※イラストは、色の編集ができるものとできないものがあります。
編集できない場合には、カラーアイコンが表示されません。
保存する
作った素材を、用途に合わせた形式でパソコンに保存します。
ここでは、印刷することを前提にPDFを選択しました。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/36e8311b7d6428a13b072e4232347bc5.jpg)
① ダウンロードアイコンをクリック
② ファイルの種類を選択
③ ページを選択
④ ダウンロードを押す
複数のページがある場合、デフォルトでは「全てのページを選択」になります。
選択したページだけダウンロードしたい場合は、「ページを指定」してください。
紫のダウンロードボタンを押すと、PCに保存完了です。
お疲れ様でした!
※JPEGやPNGで「全てのページをダウンロード」した場合、ZIPファイルで保存されます。
最後に、もう一度プロセスをまとめておきましょう。
あれこれ書いていますが、実際に使ってみると直感的な操作で扱えると思います。
Canvaが無料ではじめられるので、ぜひ試してみてください。
有料版でできること
スクールで使う学習素材、HPのバナーやSNS用の画像、あれこれ作りたい!
という場合は、有料プランが断然オススメです。
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/25fc22fdf4bf60942c0350dac1b5df85.png)
上の資料には「こんなことできるよ」といろいろ書かれていますが、スクールで使う場合の一番のメリットは
「大量のイラスト素材を使うことができる」ことだと思います。
私の場合、
Canva Proで、可能性がめちゃくちゃ広がりました。
ちょっと個人的なエピソードで恐縮ですけど、実は私、電子書籍を出版したんです。
内容も表紙も、CanvaProが大活躍しました。
これまでも、「ダウンロードできる知育素材」をブログで配布してきましたが、
「まとめて電子書籍にしてみたら?」と思いついたのはCanva Proを使ったことがきっかけ。
素材を販売するなんて、私のようなノンデザイナーは恐れ多くて…。
![Ouchi Edu](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2020/05/Ouchi-Edu-1.png)
無理だよ〜
と、ずっと思ってました
でも、デザイナーじゃなくても使いこなせて、しかも商用利用ができるCanva Proのおかげで、
「作れるもの」「できること」が、めちゃくちゃ増えた!
Canva Proのおかげで、可能性がぐんと広がりました。
知識や経験に「デザイン」の助けを加えると、新しいチャレンジができる。
1年前なら、そんなこと思いつきもしなかったんですけど、
これ、身をもって実感しています。
ちょっと良さそうかも!と思った方へ。
Canva Proは、30日間は無料でお試しできます。
ぜひこの機会に試してみてくださいね!
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3HE1B6+1O4SVM+4M9K+61Z81)
まとめ
![デザインツールCanvaで学習素材を作る方法](https://ouchiedu.com/wp-content/uploads/2021/09/382470cc2fc5fdb77989494b170c858e.jpg)
デザインって、センスいるんでしょ?
専門知識いるんでしょ?
私も、そう思ってきました。
もちろん、ツールだけでは「デザイナー」にはなれないけれど、ツールを使うことで「できること」は格段に増えます。
この中で、何か作って見ようかな〜という方は、
ぜひ記事を参考に、Canvaをお試しくださいね。