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散らかすわりには遊んでない?それっておもちゃが多すぎるかも

お片づけ 量が多い
Ouchi Edu
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散かしてるけど
よく見たら遊んでない…
そんな時は
おもちゃの数が多すぎます!

断言しますが、おもちゃの数が多すぎると、幼児はむしろ遊びにくいです。
これは、私が幼児教室で生徒と接して実感したこと。

例えば、教材のブロックを未就園児の生徒に与える場合、箱のままポンと渡しません。
必ずピックアップしてから教室に持ち込みます。

教室の同僚の先生たちもみんなベテラン揃いですが、みんな子どもに合わせて、種類や量を吟味しています。
おもちゃが多すぎると、子どもは目移りして遊びが深まらない、と分かっているからです。

おもちゃが多いと、使いこなせない
「じっくり遊ぶために、おもちゃを減らそう!」
楽しく遊べて、お片づけもラクになる、おもちゃの減らし方についてお話しします。

おもちゃの整理の仕方

片づけで、「モノを減らす」のは、必須の作業。
モノを減らす効果は、「片づけがラクになる」だけではありません。
幼児の場合、おもちゃの数を減らした方が、遊びやすくなります。

これは、大人でも同じで、ちょっと考えてみればイメージできるはず。

冷蔵庫に食材があふれかえっている。
何が、どこに、いくつあるのかを、把握できていない。

冷蔵庫の中に、すぐに使う食材が整理されている。
欲しいもの、使いたいものがどこにあるかを、把握している。

Ouchi Edu
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どっちがお料理しやすいですか?

もちろん、後者ですよね。

奥に何が入ってたっけ???と中身をひっぱり出したり、
逆に、奥の食材は使わずじまい…挙句に干からびたり。

適量は、人によって違いますが、管理できる量、つまり適量をキープするのが片づけのコツ。
そして、片づけ・整理整頓されていると、作業効率も上がります。

幼児の場合、認知機能が大人に比べてまだまだ未熟なので、「使いこなせる量」は、あなたが思っている量より、ずっとずっと少ないんです。

まずは、今、実際に使ってるおもちゃと、その量を、よく観察してみましょう。

今使わないものは、別の場所で保管する

まだ上手く使えないおもちゃで、部屋があふれていませんか?

今、よく遊んでるおもちゃと、それ以外のおもちゃを分けてみてください。

これから使うかな?
と思ってたけど…

Ouchi Edu
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発達の段階があるので、
あまり先のおもちゃを与えても
興味を示さないことが多いですよ


まだ上手く使いこなせないものは、別の場所でスタンバイ…つまり「保管」します。
サイズが大きすぎるお洋服と同じ感覚。
別の場所で、出番が来るまで保管しておきましょう。

減らすときのキーワードはこの3つ


遊びやすくするために、おもちゃを減らす!
そのためのキーワードは、この3つです。

  1. アイテム
  2. 種類

では、ひとつづつみていきますね。

アイテムを減らす

「おもちゃ」そのものを減らします。

例えば、こういうパズル系の積み木。
3歳くらいだと、まだ「知育パズル」として遊ぶには難易度が高いことがあります。

楽しく取り組めるタイミングが来るまで、パッケージごと別の場所で保管しておきましょう。


遊び方が分からないものは、幼児は興味を示さないか、グチャグチャにしてしまうことがあります。

「もう!せっかく買ったのに、投げたりバラまいたりしてるだけ…! 」
と、あなたがイライラするくらいなら、タイミングが来るまではしばらく別の場所で保管しておくことをおススメします。

Ouchi Edu
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その遊びの
タイミングが来るのを待ちましょう

写真は、知育積み木として有名な「ニキーチンの積み木」
斜めの線をとらえることができるようになればトライしてみて。

模様を作りながら、図形のセンスを育てることができますよ。

種類を減らす

パッケージの中に入っているものをポンと全部出すのではなく、セレクトして出す、を試してみてください。

例えば、算数教具として知られる「パターンブロック」
とっても楽しくておススメのブロックですが、いきなり美しい模様つくりを楽しむのは難易度高めです。

例えばこういう遊び方。

使いこなせないと、子どもは、出しまくります(笑)

出す、どんどん出す!

出しまくって…おしまい!

となってしまうことも。

うわ!
まさにそんな感じだった!

Ouchi Edu
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「箱から出す」が
遊びになってるんです

こんな時は、種類を減らしてみましょう。

例えば、先ほどの「パターンブロック」には6種類の形がありますが、

3種類くらいに減らしても、十分遊べます。

最初は、黄色、赤、青の3色くらいでも十分だと思います。
(写真は4色ですけど)


全てのブロックを使って、大きな模様を作る遊びは、成長してからの遊び方です。
それまでは、種類を減らしてみてください。
少ない種類を使って色や形で分けたり、小さなモチーフを作ったり、「今、できること」で遊びましょう。

算数教具として人気の「パターンブロック」

量を減らす

3歳くらいだと、パッケージの中にある量を全部使って遊ぶほど、まだ集中力が続きません。

出すときは、遊びきれる量に絞りましょう。

「全部使いきった感」って大切ですよ。
量を減らすことで、満足感や達成感も味わえます。

例えば、写真はよくあるコップ重ねのおもちゃ。


大きさの順番を考えながら積んでいく、おなじみのおもちゃですが、当然、コップが多ければ多いほどに難しくなります。
2歳前後なら、最初は3つくらいに減らして遊んでみて。

できるようになれば、どんどん数を増やせばOKです。

おもちゃを減らすと片づけがラクに!

おもちゃを減らすと、遊びやすく、片づけがラクになります。
いいことづくめなので、ぜひ試してみてほしいです。