
順序数ってなに?
順序数って聞いたことありますか?
順序数とは、順番を表す数のこと。
小学1年生のさんすうで習う「なんばんめ」のことです。

質問 紫のリュックを持っている女の子は、前からなんばんめでしょう?
順序数と集合数
「前から2番目」の「2」を順序数
「りんごがふたつ」の「2」を集合数
といいます。
このふたつの「2」の違い。
簡単そうに見えるけど、子どもは混乱することがあるようです。
でも、いったい何をそんなに混乱してるのか、大人はなかなかピンときません。
その違いを理解することは、「当たり前で簡単なこと」だと大人には思えてしまうからです。
「何で分からへんのよ~!」
と、少々いただけない発言を連発してしまう方もいるんじゃないでしょうか…
そこで今日は、 混乱することなく学べるように、
「順序数」をお片づけに取り入れる方法を紹介します。

今日のレッスン
参考対象年齢 いつからでも♪
学びのツボ 順序数の理解
片づけに順序数を取り入れる
順序数を学べる絶好の機会…それは「お片づけ」です。
方法は、いたって簡単。
「くつしたは、上から2番目の引き出しに入れて」
会話の中に順序数をどんどん取り入れる。
これだけです。
私たちって、普段の会話ではすごく適当な言葉を使ってるんですよね。
これ、子どもとの会話でどんな言葉を使ってるかを意識し始めると、
愕然とします…
「あっち、こっち、そこ、むこう」
あ~本当に!
今でも毎日、言っちゃってますよ。私…
幸か不幸か、たいていの場合、それで会話が成立してしまうんですよね。
だから、困らない。
そして、気が付かない…
このアバウトな表現を、
正確な表現に変えてみましょう!
例えば、
- 上から3番目の棚からタオルをとってきて
- 左から2番目の引き出しにフォークを片づけて
- 靴箱の下から2段目にスニーカーを入れとこう
暮らしの中で、見聞きする。
それだけで、子どもは本当にいろんなことを学べます。
私は、もう一度、子育てをやり直すなら絶対こうするぞ!
というランキングのベスト3に、この「正確な表現」が入ります!
「意識できてる!」
という方がいらしたら、ホントにすごい!
多分、ほとんどの方が、意識しないで「あっち、こっち」で済ませてるんじゃないでしょうか。
「考えたこともなかった!」という方へ。
「あそこに入れといて~」と言いそうになったら「順序数を取り入れる」
ちょっとだけ思い出してくださいね!